住めば都 

老犬のことと、30代OLが日々思うことを書いています

成人式の思い出が無い

毎年この時期になると「成人式に出たくない人は無理しなくていい」と呼びかける大人がいるのですが、そしてそれもそうだと思うのですが、私自身は成人式に出た上で、特段思い出がありません。

だって成人式って、着物着て市長の話を聞くだけでしょう?

それだけで良いことも悪いことも無い。

きれいな着物着て嬉しい、でも市長も何時間も話すわけじゃ無いし、あんなにしっかり着付けしてもらってもう脱ぐのか、勿体ないなぁ、とぼんやり思ってたことを、もうずーっと昔の事ですが、覚えています。

帰宅すると母に「えっもう帰ってきたの?ご飯は?」と言われて、「えっ?着物でご飯食べに行ったら汚れるでしょ」と普通に答えたのですが、一般的には式の後、友達とご飯とかカラオケとか行くものだったらしいと知ったのはしばらく後のことでした。

孤独な高校生活を送っていたわけではなく普通に友達もいたし、現地で再会もしたのですが、私の友達なので着物でご飯に行こうという人はいなくて即解散したんだよなぁ(もしかしたら私が帰った後行ってたのかもしれないけど!)。

というわけで私にとって成人式とは振袖を着るチャンスでしかなく、特段良い事も悪い事も無かったのですが、振袖着られたから別にいいかなぁと思っています。

逆に言うと、行きたくない理由がある人は別に勇気出して行くほどのものでもないですよね。誰が来てるとか来てないとか全然わからないし、市長の話の実績解除しないと参加できないイベントが今後あるとは思えない。

あけましておめでとうございます

年賀はがきを買っていたのに、年賀状を書いていないことについ数日前に気が付きました。

そんな感じですが今年も生きています。

犬氏は順調に回復しております!

ちょっと前からですが犬のためにインスタをやってます。

更新頻度はそんなに高くないですが…

https://www.instagram.com/p/B6y-xnmAg0Y/

https://www.instagram.com/lechiengris/

 

犬、東大に入院する

前回「様子見で」となった犬の唾液腺嚢胞ですが、外科の先生のご意見により、やっぱり手術することになりました。

「手術しても再発することがあるかもしれない」「放っておいて悪くなるかどうかはわからない」→じゃあ様子見で… と思っていたのですが、そこに

「でももし悪くなったら次は緊急手術」「今手術するぶんには難しくなさそう」という情報が加わったので、最初に見ていただいた内科の先生にも手術を勧められました。緊急手術が必要になったときにすぐ行ける距離じゃないので…。

 

で、再度早朝に犬しょって東大まで行って手術をお願いしました。その日は午後から東京で仕事だったので、私が仕事している間に犬は手術を受ける流れ。家に帰ってから「手術は無事に終わり、犬ちゃんは麻酔からさめてごはんを食べました」という連絡を受けてひと安心。そのまま入院です。

本当は家のフードをもっていかないといけなかったのですが、連絡の行き違いで私が持って行っていなかったので、病院で処方してもらいました。「少食と伺っていたので病院のごはんの中でいちばんおいしそうな缶詰を選んでみました!」とのことで毎食完食だったそうです。やさしいね…。

内科もでしたが、外科も研修医の先生がとても優しくて、丁寧で、信頼して預けられました。

そして退院の日。また仕事を休んで東京までお迎えに行きました。犬を理由にいつでも休ませてくれる職場もやさしいね…。

犬は顎下からのどにかけて5cmくらいの傷を医療用ステープラーでバンバンとめられた結構痛々しい状態で、その上から透明のフィルムみたいなのが貼られていました。カラー持ってないと言ってあったので、綿と包帯で保護してありました。位置的にもカラーだと痛かったかも…?

傷は痛々しいけれど、動きは今までどおり何事もなかったように見えます。嚢胞自体は取ってないんだけど、嚢胞の原因になっていた唾液腺を取ったので、嚢胞自体もだんだん小さくなるはず、とのことで、確かにだんだん呼吸は楽そうになってきてます。まだ回復途上だけど、とりあえず現時点では、手術してよかったかな…。

 

私のほうは、不安もありつつも親切な獣医さんたちにいろいろ説明してもらって、治療のためと納得してやってるからいいのですが、気の毒なのは犬。理由もわからずキャリーで東京まで連れてこられ、全身麻酔から目覚めたらなんか切ったり縫ったりされてるし、飼い主はいないし、迎えに来てもらえるかどうかもわからない状態で数日入院。やっぱり一番大変なのは本人です。

ただ、そう思うと私も毎晩「犬は眠れてるかな…」と犬のことばかり考えてしまいました。いや、毎晩どころか、数秒ごとに犬のこと考えてました。仕事しているときはまだいいんだけど、いつも犬がいるはずの家にいて、犬がいないというのは結構こたえる。犬が死んだ後の生活を具体的に想像してしまうから。

普段犬がいるときは、うっかり蹴ったりしないよう足もとに気を付けたり、低いところに物を置かないようにしたり、ドアをゆっくり開け閉めしたり、無意識に何かと気にしていたのですが、犬不在中はそのたびに「あっ、犬はいないんだった」って思うのです。えさの用意もいらないし、トイレもいつまでたっても汚れない。

この流れだと「もうそういうの全部気を付けなくていいんだ」と気が楽になりそうなものですが、実際には楽にというより、何もかも完全にどうでもよくなってしまいました。ご飯も食べたり食べなかったり適当だし、掃除も洗濯もしないし、家にいたくないから気が向くまま深夜に住宅街をウロウロしたりして(DQウォークのはぐれメタルを探していた)。なんだか学生の頃に戻ったみたいな感覚があったのですが、学生の頃の私ってこんなに自暴自棄だったのか。

自分がいかに犬の存在で「ちゃんと」できていたのか身に染みました。仕事も含め、私がちゃんとしなくてはと思えるのは犬がいるから。生きる意味も働く意味も、犬がいる間は全く考える必要無いのです。犬が死んでもさすがに私まで死んだりはしないでしょうが、衝動的に仕事を辞めちゃうくらいのことはあるかもしれないなと思います。

今は犬と暮らすために働かなくてはいけないし、何と言っても前回の検査10万円に加え、今回の手術と入院が28万円かかってるので、労働意欲がわきますね…!

 

犬、東大に行く

いつもながら、本当に悪い時には書けなかったのですが、犬が体調を崩しました。鼻が詰まってるのか、のどが詰まってるのか、息が苦しそうで。

いつもの病院に行ってもさっと見て「うちでは検査できませんね」と言われたので、別の病院に行ったところ、「のどの奥に何かあるようです。紹介状書くので東大病院に行ってください」と言われました。

東大病院って犬も見てくれるの??と思ったら、東大農学部に動物医療センターがあるんですね。

獣医さんが予約を入れてくれて、3週間後に精密検査を受けることになりました。

この時点で「3週間先ってことは一大事じゃないんだな」と思ってちょっとだけほっとしたものの、犬は苦しそうだったのでやっぱり私も夜眠れないほど心配でした。睡眠時無呼吸症候群の人間と同じで、犬もいびきかいて、途中で呼吸が止まったりするんですよ。今まで一度も起こらなかったことが、一晩に何回も起こるの。もう怖くて。いつも眠りが浅いのに、そういう時に限ってゆすっても起きなかったりするの。お願いだから息をして!!って何度も思った。

しかし3週間のうちに、徐々に犬の症状は落ち着いてきました。今もいびきはちょっとかくし、やっぱり詰まってる感じはするんだけど、苦しそうに見えることは減りました。

 

東大での検査の結果、診断は唾液腺嚢胞。手術できなくはないけど、再発の可能性も低くないし、現時点で症状が落ち着いてるならこのまま様子見で…ということになりました。

すぐ死んでしまうようなことは無いみたいでほっとしたけど、今よりも楽にしてあげることができないのは、すごくやきもきします…。代わってあげたい。どうせ運動量少ないデスクワーカーなんだから鼻くらい詰まってていいんですよ。その詰まりこっちによこしてよ。自分が辛いほうが犬が辛いよりマシ、ってきれいごととかじゃなくて本当にそう思う。自分の辛さならわかるけど、犬がどれくらい辛いかわからないのがとても不安だから。

 

東大の獣医さんたちは、とても親切でした。親身に聞いてくれるし、バカ扱いしないで説明してくれるし、犬にも優しく触ってくれる。ぜったいぜったい忙しいのに。インターン若い獣医さんが特に優しくて、犬もいつもの病院よりむしろリラックスして見えました。

受付とか会計の人も感じよくてきぱきしていたし、いい病院だなあと思いました。

 

ただ、疲れた。遠い。犬しょって電車はしんどい。朝6時に出て、帰宅は18時。

朝9時からの検査で、普通に行くとラッシュのTXおよび千代田線という地獄みてーな環境で犬抱えて耐える(周りも)ことになってしまうので、早起きして6時台のTXに乗り、千代田線は避けて山手線で上野まで出て、上野公園をゆっくり歩いて向かうことにしました。犬もちょっとだけ気分転換に散歩させたいし。

山手線の混雑が心配だったけど、JR東日本のアプリに入っている「山手線混雑統計」によると内回りと外回りでラッシュが全然違って、朝7~8時の内回りの東京→上野はまっっったく混んでないとのこと。半信半疑だったけど行ってみたらマジマジのマジでガラガラでした。ちょっとしか乗らないのがもったいないくらい。

上野からグーグルマップで東大動物医療センターを目指したのですが、結構アップダウンもあるし、犬しょってるしいい感じに汗ばんでしまいました。そして東大農学部のレストラン客用通用口(鍵がかかってる。インターホンはレストラン開店の11時まで応答なし)の前で案内を終了するグーグルマップ。絶対許さないからな。

通用口からは徒歩1分との表示だったのですが、もちろん入れないので10分かけて農学部南門まで回りました。犬しょって。汗だくだわ。

 

待合室はすでに人でいっぱいだったけど、15分くらいで呼ばれました。インターンの先生にいろいろ話聞いてもらって、最近のいびき録画などみせて、検査に回すことに。

それにしても「声帯除去はいつ頃ですか」「歯はいつごろから無いんですか」って聞かれても、うちに来る前のことは何もわからないのよね。保護犬の成育歴は謎だらけ。そもそも歳すらわからないし…子犬から飼ってる人はみんな知ってることなんだと思うとちょっと悔しかったです。私もこの子のこと知ってたかったよ~

1時間くらいでレントゲンと血液検査の結果が出て、こんどは全身麻酔でCTを受けましょうとのこと。地元の病院ではできないのでもちろんお願いしました。

こんどは4時間かかるので外出していいですよと言われて、ふらふら外に出ました。4時間あればいろいろできると思ったけど、犬のことも気になるし、いろいろ考えるだけであんまりしたいことは思いつかなかったなあ。うろうろして、タピオカを飲みました。おいしかった。途中で雨に降られて、びしょびしょになって傘を買ったりして、なんだかただ疲れて病院に戻りました。ぼんやりしてたからめっちゃ蚊に刺されたし。

 

早めに帰ったら早めに犬が出てきました。麻酔から無事に覚めて、「よくわかんないけどなんかされた~」と困惑気味に寄ってきました。がんばったね…。

説明を受けて、病院を後にしたのが16時すぎ。なんとかギリギリ、殺人的なラッシュになる前に千代田線→TXに乗れました。よかった。傘買って荷物増えたけど、杖にもなって助かった。

犬を背負うために買ったリュック型のキャリーバッグが歩いているうちにどんどん型崩れしてバランス取れなかったこともあり、本当にいろんなところに力を入れて立っていたので、今も体中がギシギシ言ってます。リュック、7000円もしたのに…。なお検査費用はトータル約10万円!! 犬を守るには体力とともに財力がいる…!

 

あと、いつもの動物病院は爪切りとか予防接種とかで元気な子も割と来ているんだけど、東大動物医療センターは基本的に紹介状がある犬猫が来てるので、具合の悪い子ばかりでした。シニア犬も多かったし。うちの子は比較的元気なほうなんだけど、やっぱりこれからのことをいろいろ考えてしまいます。

今回は獣医さん側から、「判断に迷うけど、様子見で良いと思う」と方針を示してもらえたので良かったけど、説明を聞きながら一時的に「判断に迷うということは私が決めないといけないということ?」と緊張が走りました。

今後、私が命にかかわる選択をしなければならないことがあるかもしれません。その時ちゃんと決められるだろうか。一人暮らしなので家族と話し合って決めるなんてことはできないし、犬自身もしゃべらないので、私が一人で決めないと。例えば、安楽死とか、であっても。

一人で動物を飼うということは、こういうことなんだ、と改めて思いました。わかっていたつもりだったけど。大変なのは散歩でも掃除でもなく、全部一人で決めなきゃいけないこと、と実感。

 

それに犬は数年以内に死ぬ、ということを嫌でも今回のことで突き付けられました。覚悟できていたつもり、わかっていたつもり、でもやっぱり覚悟なんかできるわけないわ。

犬飼いの先輩に話したら「いざという時のために心の準備できてるつもりでも、いざっぽい時がきたら見事に動揺しちゃいますね~」とのこと。自分だけじゃないとちょっとほっとしました。

でもその時が来たら、動揺に負けないで、ちゃんと必要なことを決めないといけませんよね。ほかに決める人いないんだから。

 

いざという時に備えて、まずはできることから…体力と財力か。労働しよ…。

 

いま、

いま、私の胃袋からドナルドダックの声としか思えない音がしたんだけど、一人暮らしなので私しか聞いてなかったのが非常に惜しい。

怒ってる時の声だったし結構長かったので、あれ私ドナルド食べたんかな?という感じだったんです。本当です!

台風一過

かんとーちほーを、大きな台風が過ぎて行きましたね。

全体に街路樹が巨大だったり、各機関が鬱蒼とした森に囲まれていたりする、街だか森だかわからない街なので、朝は風でちぎれた緑の葉っぱが路面にワッサーでした。

夜にはだいぶ片付いていたけど(ありがとう)やっぱり生の葉っぱがちぎれ飛んだせいか、空気全体が緑というか、生の草木の匂いがします。草いきれともまた違う清涼感のある香りを、少し涼しくなった夜の暗闇の中で吸い込んで、あー緑の匂いだ、って思いました。

でももし植物に嗅覚があったら、これは血の匂いだ、って感じるのかなと思ったり。

うちの周りはたいした被害はなさそうと思ってたのですが、うちのマンションの金属製のゴミステーションが爆散して骨組みだけになってて、ちょっとウケました。爆散した壁はすぐ近くに落ちてました。飛んで行かなくてよかったね。

骨組みの中にゴミ出してる人がいて、「つよいな…」と思いました。

長生きは迷惑か

中年男性に

「僕は長生きしたい。あと100年生きて、100年後の世界がどうなってるか見たい!」

と言われたのですが、私は嫌味とかでなく、心から、

「いいですね、今生きてて幸せなんでしょうし、長生きしたらお金が無くなるとか下の世代に迷惑かけるとか心配しないからそういうこと言えるんですよね」

という言葉が出てきて、自分でもそこまで思ってんの…?と若干引いてしまいました。

理系の僕は好奇心旺盛!という流れだったので(まあ私は理系がどうのという話もあまり好きじゃないのですが)、100年後の世界がどうなってるか気になるという話のほうに焦点をあてるべきタイミングだったのですが、私は長生きしたいという気持ちが無さ過ぎて、そっちに断然注目してしまいました。

 

以前、雨宮まみさんがこんななことを書かれていました。

”「独身女がどんなことを考えて生きてるかわかりますか? 早く死にたいって思ってるんですよ。老後、施設に入るとしても、今って簡単に人は死なないでしょう? どんなに貯金をしても、五年も十年も払えるほどのお金なんてないですよ。社会に迷惑をかけないために、できるだけ早く死にたいって思ってるんですよ」”

https://news.mynavi.jp/article/dokushin-67/

 

当然私だって本気ですぐ死にたいと思ってるわけじゃないですが、独身女でなくても、老後に対する不安や絶望感というのは、現代のある程度以下の世代(もしくはある程度以下の年収の層)にはそこまで珍しいものじゃないんではないかなと思ったりするのです。私に子供がいないからかどうかは自分でもわかりませんが、長生きしたら社会に迷惑をかけてしまう、という気持ちは確かにあります。

それが息を吐くように自然に出てきたことに、するっと出てくるくらい身体にしみこんでいることに、自分でちょっと驚きました。