住めば都 

老犬のことと、30代OLが日々思うことを書いています

いつか今日を思い出して泣いてしまう

何度か見た夢。

明るい朝に、私が寝ていると犬が私の掛け布団に登ってきて、足もとのあたりをちょっと掘って、丸くなって寝たな…というのを重みで感じるの。

それ自体は実際によくあることなんだけど、夢の中で私は「でも、この子は死んだはず」って気づくのです。

でも気づいたのが犬にバレたらきっと消えてしまうと思って、「お願いだからもう少しここにいて」と祈りながら目を閉じて寝たふりを続ける私。泣いたらばれてしまう。本当は抱っこして撫でたいんだけど、ひたすら我慢して、布団ごしのささやかな重みと温かさを足に感じているだけ。夢かもしれない、夢でもいいからさめないで、もう少しだけ、って。

 

で、目覚めたら犬はぜんぜん足もとじゃないし、さすがにこの時期に掛け布団は使ってないし、完全にただの夢です。

 

それでも、私はいつか、どんなにどんなに長くても10年以内に、確実にこの子のいない生活に戻るんだということを朝から思わずにいられません。

その時きっと私はこの夢と同じように、生活のなかのふとした拍子に犬の気配を見つけてしまうだろうし、そこにいてほしい、いてくれたらと願ってしまうんだろうな。そして朝から泣きながら犬を抱きしめた今朝のことを、迷惑そうな犬の体温を、痛いほど懐かしく思い出すんだと思います。