住めば都 

老犬のことと、30代OLが日々思うことを書いています

一人ディズニーが楽しかった話と恋は盲目の話。

友達とディズニーランドに行きました。いやタイトルに一人って書いてあるじゃん、と思われるでしょうが、最初から一人だったわけではないのよ。友達が帰った後一人だっただけ。

f:id:mamezo12:20181004133720j:plain

遠方から来た友人は朝の開園からいたんだけど、私は犬のこととか普通にやって、お昼前に合流。朝から行く体力はなくて…。

f:id:mamezo12:20181004144706j:plain

念願のブルーバイユーレストラン。入口で「ここから先は夜です。足もとにお気をつけください」って言われるの。確かに夜…。

カリブの海賊から見るたびに、いつか行ってみたいなと思ってたんだよね。

20代の頃、当時付き合っていた彼と「次のTOEICの点数で負けたほうがブルーバイユー奢る」って約束して、ぼろ勝ちしたのになんだかんだ言って奢ってもらえなかったという微妙な思い出のあるレストランでした。それを思い出して、できたら行ってみたい、と言ったら友達が予約してくれたの。

f:id:mamezo12:20181004144651j:plain

自分の金で食べるコース料理はおいしい!!笑

写真撮ってないけどデザートもめちゃくちゃおいしかった。楽しくおしゃべりしながら、あっという間の二時間。

f:id:mamezo12:20181004174656j:plain

家が遠い友人は夕方帰って行ったので、だんだん暗くなっていくパークで一人になりました。

 f:id:mamezo12:20181004203839j:plain

「一人でも楽しめばいいよ!ハハッ!」

実は一人ディズニーは初めてじゃないんだけど、当時は年パス持ってたから、待ち合わせ前とか、外勤ついでとか、結構短時間で気軽に立ち寄ってただけだったのよね。今回はがっつり時間あります。

居づらかったら適当に帰ればいいかなと思ったけど、結論から言うと閉園まで居ました。

 

f:id:mamezo12:20181004205326j:plain

とにかく夜は空いてたので、待ち時間なしでいろいろ乗れちゃう。一人だろうがどうでもよくなりました。友達といると気づかないけど、周りを見回せば一人の人も結構いるしね。混んでたら待ち時間が退屈だったかもしれないけど。

友達と居るときはもちろん当たり前に楽しいんだけど、一人はまた全然違った楽しみがあります。一人でも大丈夫とかそんなんじゃなく、一人の楽しさは別物。なんだか一人旅の楽しさ、解放感と似ているなと思いました。

私と合流する前、午前中一人だった友人も「ひとりディズニー、いけるわ」って言ってたからきっと似たような感覚だったんだと思います。

自分の気分のままにあっちウロウロ、こっちウロウロ。自分さえ楽しければいいから、段取りとか何にも考えてない。適当に座って休んだり、おなじアトラクション何度も乗ったり(写真のフィルハーマジックは3回行きました)。カップルや修学旅行生に交じってあらゆるアトラクションを満喫しました。空いてたので私一人のために動いてるアトラクションすらあってめちゃくちゃ贅沢だった。

 

f:id:mamezo12:20181004180057j:plain

35周年のショーも見ました。花火とプロジェクションマッピングの豪華なショー。ミッキーがパーク内のアトラクションで冒険するの。子供の頃に来たディズニーランドの思い出もよみがえって、じーんとしてしまいます。

シーと共通の花火も、チキンレッグ食べながら一人で見ました。チキンレッグはなんと本日の最後の1本だったんだよ~。まるでおひとり様への祝福(後ろの人ごめんなさい)。この花火、短時間だけど、音楽と合ってて変わった可愛い花火も多くて昔から好きでした。

そこでふと思い出したのは、また例のブルーバイユーの彼氏のこと。よく一緒にディズニーに来てたので何度も花火を一緒に見てるんだけど、その中の一回で「こんなきれいなものを彼と見られて良かった。また彼と見られますように」って祈ったことを、はっきり覚えています。なんとピュアな…いじらしい…。そういえば彼と来てたときもよくチキンレッグ食べてた。彼はターキーのほうが好きだと言ってたかな。

ただもうずいぶん昔のことなので、単なる甘酸っぱい思い出。…いや実は甘酸っぱくもないほど記憶が薄くなってて、なんでそこまでの気持ちがあったのか正直思い出せません。もちろん面白くて機転が利いて、尊敬できる所もたくさんあったけど、振り返ってみれば今まで付き合った人の中でダントツに合わない人だったと思うのです。

だってTOEICで私が圧勝したのに奢ってくれなかったんだよ?とにかく常に私に勝ってなきゃダメだったみたいで、思い返せば対等に扱われていなかった思い出はいろいろ出てくる。

ブルーバイユーで食事しながら友達にその話をしたら「え…それでもその人が好きだったの?」と怪訝な顔されました。そりゃそうよね。近年の婚活の時は対等であることにとてもこだわっていたのを彼女は知ってる。でも昔はそんなんどうでもよくて本当に好きだったんです。これがドーパミンのなせるわざ、あばたもえくぼ効果。ドーパミンの力は恐ろしい。

「好きになった人がタイプ」ってそういうことなんだと思うのです。みんな、これこれこんな人が好きです、という条件はそれぞれ持っていると思うんだけど、いざとなるとドーパミンが理性をねじ伏せてくるからそんな条件は吹き飛んで、平気で地雷むき出しの野原に駆け出していくの。いろんな人の話を聞いていると、その作用が強い人も弱い人もいて、私はたぶん強いほうだったのだと思います。ドーパミンまかせの恋愛をしてた。

そして加齢によってその脳内麻薬が減った今、もはやその気持ちを思い出せないのです。

いや、事実としては覚えてるのよ、どれくらい好きだったか、ときめく時の感覚がどんなだったか。最近能町みね子の本にまさにおなじことが書いてあったけど、胸がキュンとするという感覚は、私にとって手のひらから入って腕を上がってくる不快感だった。そういう記憶はあるんですが、今そういう感覚になることは、皆無。多分ドーパミン回路はもう2本くらいしか残ってなくて、それを二次元と犬で一本ずつ使っているのでホモサピの割り当てが無いんだろう。

 

もう腕が不快なほどのときめきを感じることは死ぬまで無いかもしれないけど(あ、でも死ぬときにはめちゃくちゃドーパミン出るって聞いた!)、そんなのがなくてもディズニーの花火はとってもきれいで、チキンをほおばりながら一人夜風に吹かれてそれを眺めている解放感は、ドパついてる時にはわからなかったものだと思いました。

結婚も出産も育児もしていないから、どうしても他の人と比べると足踏みしているような、前に進んでいないような感覚になることがあるけど、こうやって人知れず何か失ったり手に入れたりしながら歳をとっていくのですね、私。

f:id:mamezo12:20181007224947j:plain

帰り際に見た、ワールドバザールプロジェクションマッピング。本当に魔法みたいだった。

ミッキーがお城のショーの中で、「ここは最高に幸せな所」って宣言していたのですが、子供の頃から変わらず、最高に幸せな夢と魔法の王国であり続けてくれたこと、そうなるようにたくさんの人がパークを支えて来てくれたことが本当にありがたくて、目頭が熱くなってしまいました。

35周年おめでとう!